良いことしてあげたゲーム

小学生のうちは先生から教えてもらったことは絶対で

学校という小さな社会の中のルールを通して色々学んでいく時期ですよね

発達過程としてはごく普通のことです


しかし当然ながら、その「縛り」は自分以外の他者にも向きます

悪いことはしてはいけない、約束は守らなければならない、そう、お前もな、と


うちには小5と小2の子がいますが、最近お互いの監視と告げ口と揚げ足取りがひどくて

時々親である自分が介入してしまいます

まぁろくなことにはなりませんよね


話がこじれるまではいかないけど

これが見事に全く丸く収まらない

お互い陰性感情を高めてオシマイという

「そんなこといちいち気にするんじゃない」

という感じのことを言ってしまうのですが、全く効果がありません


今日も今日とて

夕食前に

「おかずを入れたお皿を持っていって」と上の子に頼んだら

下の子はそれに気づかず席につき「いただきまーす」

上の子がすごい形相で睨みつけ…といった一幕があり

そこに「いい加減にしなさい…」と私が参戦するわけです


上の子は「また自分だけ怒られる」腹かいてうつむく…

みたいな


上の子には上の子なりのルールがあって

それを下の子にも守らせたい、自分だけ損をするのは嫌だ

といった感情があったんでしょう

でも、傍から見たら「皿持っていくくらいで…」なわけです


まぁ恥ずかしながら親から学ぶ機会が少なくて気付けないところもあるんでしょう

そもそも、もうちょっと兄弟思いというか、損得勘定抜きにして他人のためになることをほんのちょっとでいいから厭わずやってくれるようになるにはどうしたら良いもんか(今の状態では下の子とイーブンにならないと不公平感をつのらせて何もしようとしない)、と


考えていて…だいぶそのまま放置していたので

どうにかならないかと思いつきで


「そうだ、『良いことしてあげたゲーム』しよう」


と言ったところ、上の子はうつむくのをやめてチラッとこっちを見てゲームの詳細を聞いてきたんですよね

毎日寝る前に一つだけで良いから誰かに何か良いことしてあげたか挙げるゲームです

ゲームとは言うけどただの報告会ですね

私も参加します

まず一週間やってみようと

たぶん進んで教えてくれるはずですから、そこのフィードバックをしっかり与えていこうと

自分がやったことが相手にどう良い影響を与えるか知る機会、自分の感情へ気付く機会の一つにきっとなるはずです



社会のルールを守ったり公平というものが何かを学ぶ時期でもあれば、小さな思いやりや献身性を育むのも今の時期だと思ったので

こうした遊びを取り入れて「行動する」ことから「思考を変え」他責的な悪い癖を変えていこうと思ったわけです(思いつきです)



言葉で「〜したほうがいい」「〜はしてはいけない」など言ったところで

その場になったら全部吹っ飛んで出来ませんからね




大人でも出来ない人ばっかりですし





昔は自分の良いところを挙げるなんてもってのほかでした

自分の行いや感情を振り返る(言語化、可視化する)ことがすごく苦手だったな、と

今になってようやくそういうのも面白いかな、と思えるようになってきました

自分はだいぶゆっくりしたペースで学んでいったみたいです



よかったら皆さんも一日一善、そしてそれを自分で認めてあげてみてください😌



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